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ご本尊さま養生祈願供養- 教会長あいさつ –

いま、まさにご本尊さまのお姿、光背がすっぽり白布に包まれております。

お役の皆さんが、真剣に念入りに打ち合わせをして頂いたお陰様で荘厳の中、ご本尊さまのご養生が執り行われましたことに心から感謝を申し上げます。

70周年の節目の年に、教会の計画修繕工事、それに伴うご本尊さまのご養生のおはからいを頂けたのも、多くの先輩さん方が培われてきた信仰があったからこそです。

そしてそのバトンを受け継がせて頂き、いま私たちがこの道場を使わせていただいておりますが、いつもご本尊さまは「よく来たね」「もう大丈夫だよ」「この手につかまりなさい」と、印相としての与願・施無畏の意味合いを教えていただいております。いつもご本尊さまを仰がせて頂くとこの言葉を思い出させて頂きます

教会は不思議なところですね。<法水>やはりご法が流れているというかご法が充満しているところなのです。ほっとし、安心して、本来の心を取り戻させていただける場所です。

これから3ヵ月間ご本尊さまはお隠れになりますが、ぜひ自分の心の中にご本尊さまをご安置させて頂きたいと思います。

仏さまはいつも私たちを拝んでくださり、大丈夫だよと安心を与えてくださっているように、今度は私たちが人さまに仏さまの思いを届けさせて頂きたいと思います。

信仰は感謝、感激、感動、このことをいつも大切にすることで「いつも元気でいられるのですよ」と教えていただいております。

一人ひとりとのご縁を大切にして「あなたに出会えて良かった」という今年の目標を大事にさせて頂きたいと思います。

私という存在も尊い存在ですが、ご縁を頂くあの人もこの人もお互いさまに尊い存在なのですから、あなたに会えてよかったと思えること、これが法華経精神ですよと教えていただいています。

仏さまが私たち一人ひとりを敬って下さっているように、一人ひとりを私たちが敬っていくことなのだと思わせて頂きます。

4月のお釈迦様の降誕の月に、仏さまの近くでお役を頂いたことが偶然とかではなく必要あってめぐり合わせて頂いたことと思わせて頂きました。コロナ禍の中でのご養生でしたが、お役させて頂いたことに感謝をさせて頂きたいと思います。

皆さま、ありがとうございました。