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2023年8月1日「船橋教会発足73周年記念式典」

日々ありがとうございます。

 8月1日は、船橋教会発足73周年記念式典をさせていただきました。昭和25年森岡支部として発足致しまして、初代森岡支部長さまをはじめ歴代教会長さま、幹部の皆さまの寝食を忘れて布教伝道に邁進してくださったお陰様で73周年を迎えさせていただくことができました。心より篤く御礼申し上げます。また本日は、支部長、部長のお役をご退任された先輩さん方、約20名のご参拝をいただき、式典に花を添えていただきました。本当にありがとうございました。

 式典では、鎌ヶ谷東支部 支部長 森田恭世さんより説法をいただきました。重い病気が発症したかもしれないという不安や恐怖に執われて、何も手につかず、昨年本部勧請のご本尊勧請を支部から一家も出せなかったことに取り残されたような思いとなり、慰めの言葉にも却って傷ついてしまいました。ご勧請の当日は本部の配信も見ないと反発していましたが、翌日式典の様子を視聴しました。國富理事長さんより四法成就のお話しを伺った時、勧請の有る無しにこだわっていたことに気づかれ、氷が解けるように流れていきました。するとみんなの幸せを願う心や新たにご勧請いただけるようにお手どりをしていこうという心が定まったとのお説法でした。

 お説法のあと、元総理大臣の衆議院議員野田佳彦さまよりお祝辞を頂戴致しました。野田先生は、佼成8月号会長先生のご法話の一節『八月や六日九日十五日』の句にお触れ下さり、宗教の果たすべき役割と政治が果たすべき役割があること。政治家として平和に向けて命がけで取り組まれるという力強いお話しを下さいました。また衆議院選挙の新選挙区、千葉4区の水沼ひでゆき候補をご紹介下さり、水沼候補より誠実なごあいさつを下さいました。

 最後に、教会長としてあいさつをさせていただきました。「氷が解けたら何になりますか?」という投げかけをしました。「氷が解けたら、(執着という)氷が解けて仏となる」と以前会長先生がお話し下さったことに触れて、森田支部長さんのお説法こそ、重い病気が発症したかもしれないという、先行きの不安や死という恐怖に執らわれていると、励ましの言葉すら受けとめられず傷つき、かたくなな氷のような心でした。しかしそこから國富理事長さんのお言葉で、あれほどかたくなだった氷の心が、あっていう間に解けてしまいました。氷の心が解けると自然と温かい心が顔を出し、周りの方の幸せを願う心、今までのお詫びの心、次回のご本部勧請は、頑張ろうという手どりをする心が表れてきます。

 発足記念日に当たりまして、森田支部長さんのお説法のお陰さまで、み仏さま、開祖さまへの感謝、先輩幹部さん方からいただいたご恩への感謝をさせていただき、今後の船橋教会の布教と青年育成に精進させていただくことをお誓いさせていただくことができました。

合掌

教会長 佐々木 啓之