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2022年3月15日「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」「佼成3月号の学び」

皆さま、お願いいたします

釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)でございます。

配信を通して各ご家庭からご参集頂き、誠にありがとうございます。

3月10日は教会からの配信に不具合が生じまして、皆さんにお届けできなかったことに関しまして、お詫び申し上げます。今日にいたるまで担当の方々に確認して頂きまして、今日配信されたことを見せて頂き、一つひとつのことが当たり前のことではないのだなと改めて思わせて頂きました

ここ2、3日は季節外れの暖かさで、昨日は汗ばむような一日でした。朝晩の寒暖の差もありますので、くれぐれも体調に気をつけて頂きたいと思います。

今日は3月15日、光祥さまのご導師のもと皆さんとご一緒に心ひとつにして、平和祈願供養をさせて頂きました。一秒でも早く停戦になりますように祈らせて頂き、式典に臨ませて頂きました。

最初に朝霞教会の田代教会長さんのお説法を頂きました。冒頭に船橋教会とのご縁のお話しをされていました。お説法の中で葛飾教会での渡辺元教会長さんのお話がありましたが、私が以前、台東教会の教会長の在任中に、渡辺元教会長さんが教会長を退任後、台東教会にお戻りになりましたので、ご縁を頂いておりました。青年塾のお話も伺っておりまして、本当に青年育成に熱い教会長さんでございまして、そこで育った沢山の青年たちが社会のリーダーとして大事な役を担われています。

お説法を通して、大変な方が目の前にいらっしゃるとどうしても困った人として見てしまう自分がありますが、困ったという視点ではなく、その方を通して仏さまから教えて頂けることがあるという、おかげさまの心で相手から学んでいくという教えの受け止め方を教えて頂きました。

コロナ禍の中であっても、人の因縁は動いていきますよと光祥さまに教えて頂いております。いま支部長さん方から信者さんの状態について聞かせて頂きますが、その方を通しながらこちらの心を耕して頂いている自分なのか、相手のお話しの中にある苦しみに沿っている自分なのかを見つめさせて頂く、ありがたいお説法を聞かせて頂きました。

そして会長先生のご法話の中で、世界、地球、そして太陽、月と広い視点をお示しくださっておりました。いまどういうところに自分が身を置かせて頂いているのか、地球が穏やかで美しい状態の中に生かされている私たちなのですよと教えて頂きました。

ともすると人さまとうまく調和がとれなかったり、この人さえいなければと思う心になったりしてしまいますが、毎朝ウクライナの祈願供養をさせて頂きながら「和」の精神ということを心にとどめながら、読経をさせて頂いたら、自分の主張ばかり通してなかったか、許さない心があったりしなかったかと、絶対非戦を願いながら、まず自分の心が「和」の精神になっているかということを教えて頂いていると思わせて頂きます。

また会長先生から、仏さまの教えを自分自身がしっかり会得させて頂いているものの、まだまだ教えが行き渡っていない、伝えきれていない方々に伝えていくことが大切ですとおっしゃって頂きました。

私ごとですが、自身がまだまだ足りてないなぁと、思わせて頂くことがありました。

先日、腕が上がらなくなってしまいまして、色々と不便な事がありました。主人が手伝おうかと言って頂いたのですが、素直にお願いすることが出来ませんでした。そのあとに様々な思いをめぐらせながら、

変化が出てこないとなかなか自分の中にお陰さまと思えない自分に気づかせて頂きました。

内省しながら、すべてのことに感謝できる、そこが信仰の出発点と教えて頂いております。日々感謝の心で過ごさせて頂きたいと思います。

それでは、皆さまお手元の3月号がございますか?

皆さんも何度となく拝読されたことと思います。

1月号から始まって、こんなに会長先生が「布施のお話し」をされたことが、いままでにあったかなぁと思わせて頂きます。

特に3月号は1月号、2月号をまとめた内容にもなっています。

テーマ:福田に種をまく-布施③

台湾の慈濟(ツーチー)基金会(ききんかい)という慈善団体のお話しを頂きました。證嚴(しょうげん)法師(ほっし)という尼さんが創設者ですが、設立当時は30名程度と、立正佼成会と同じ人数と思わせて頂きました。

「援助を必要とする人がいるからこそ奉仕する機会を頂くことができる」という精神をお示し頂き、

この人がいるからこそさせて頂ける、立正佼成会の「させて頂く」という精神に相通じるものだと思います。

以前久保木相談役さんから、ふつうのボランティアと仏教ボランティアがあるのですよと教えて頂きました。仏教ボランティアは、目の前の人のお陰さまで徳が積ませて頂けるのです。ボランティアは慈悲の心を育み、感謝と悦びが活動を支えているということです。本会の一食の精神にも通じることということをおっしゃって頂きました。

今回もウクライナへの支援に国連を通じて、一食平和基金より2000万円の支援をさせて頂いています。皆さんの浄財が国内のみならず世界に使われているわけです。

一食を捧げる運動と相通じるところは、毎日五(もう)を竹筒にためて、一食を抜いて捧げさせて頂くことに意味があると教えて頂きました。

「毎日五毛を筒に入れる度に人を救済する気持ちを持ってほしいのです。五毛を節約するたびに人を愛し、救済する心を貯金して頂きたいのです。」と、その時々に心を育んでいけるということです。毎日毎日、今日も困っている方にその都度その都度優しい心、思いやりの心が育てている「心の貯金ができる」ことが大切な事です。私たちの心を豊かにしていかれるということです。

福徳が生じる教団

立正佼成会のご縁の中で、布施をするうえで大事なことを会長先生がお示し頂いています。

・先ず一つは自分の救われであり幸せだということ

・心からの喜びをもって布施をされていること

・その浄財が日々の生活の中でこつこつと蓄えられたこと

この三つをお示し頂きました。それは会員の皆さんがよく理解されて実践されているということです。

1月号から、布施について会長先生からご法話を頂いています。

1月号 時代のキーワードは利他 

布施をさせて頂くことが(自利)自分の救われ、自分の悟りにつながっており、優しい心が育まれ仏さまと同じ心になっているということで、(利他)相手にお役に立てる

2月号 お金を貯めるお金を使う

コツコツと蓄えられたものを自分のために使うのではなく、人さまのためにお役にたててほしい。自分で目標を定めて、毎日毎日コツコツとお金を貯めて、お布施を実践されてきたのではないかと思われますが、実践してくるとどういう功徳があるのかと、布施の功徳をお示しくださっています。それは他を利する事で安楽になるということです。

安楽とは、心が悦びでいっぱいになり、安らかな気持ちが得られるということです。そして、自分の所から離していくことで、執着心が取れて、すがすがしい気持ちにならせて頂け、優しい心がそのまま姿・形に現れますということです

そして、その悦びが生きる力になっていき、その幸福感をまた味わいたくて、自ら布施をさせて頂く、そういう布施が癖になるようにということも教えて頂きました。

私たちは少しでも人さまのお役に立てている喜びということは、皆さんが持っている善の根っこが発揮されていることです。

布施という施しの種を蒔けばのちに福徳を生じる福田という、その土壌を佼成会という教団に入らせて頂いたおかげで素直にできると教えて頂きました。

教団を教会に置き換えさせて頂くと、私は船橋に着任して6年目ですが 伝統ある教会として喜んで布施行に徹している教会だと思わせて頂いています。

いま一食を捧げる運動が池田委員長さんを中心に進めて頂き、四半期に分けて皆さんのご浄財として想像を絶するような真心を頂戴してまいりました。

去年もコロナ禍の中123万円の浄財を頂いております。先日全国の一食推進委員会の会議をさせて頂いた時に、他の教会の方々がびっくりしていらっしゃいました。

改めて船橋教会の福田として率先して布施行に徹していることに感動をいたしました。本当に布施行をせずにはいられない心の功徳を積まれている教会でいらっしゃいます。

皆さんの願いや祈り、慈悲のすべてがつまった布施行、財施をさせて頂くときは、お役に立てて頂きたいといい思いもあれば、何とかご守護を頂きたいという思いをされている方もいらっしゃいます。どういうきっかけであってもその方が真心を込めて施しをして頂けることを、仏さまが全てを受けとめてくださっていることを、信者さんとの触れ合いを通しながら感じさせて頂きました。

会長先生からお示し頂いた「活動に驕りや独善はないか、むだはないか。救いを求める声を聞き届けているか、みんなが法悦を味わっているか。いま一度それらを真剣に問い直して、誠実に浄財を生かしきる」ここは私自身に、会長先生が問いかけて頂いている気がしました。皆さんから頂いている浄財をその時その時に生かしていきたいと思わせて頂いております。「佼成会という田をともに耕し、種をまいて精進する人びとの幸せがあると、創立の月にあたりあらためて肝に銘じたいものです」ということですので、福田という大きな幸せを育てる土壌ということを教えて頂きました

今朝、拝読させて頂いた徳行品の中に、功徳の種を蒔いて福田が生じるような教団にということが書かれておりました。私たちは開祖さまにご縁を頂いて、福田の土壌を整えて頂いている。それは草創期の信者さん、幹部さん方が仏さまの布施行の大切さをつなげて、それを用意してくださった後姿を拝ませて頂きながら、幸せになるというお手本を示して頂いたおかげさまだと改めて先輩さん方の徳を積んでいく行の大切さを、会長先生の佼成のご法話から学ばせて頂きました。

私の自画自賛なんですが、じつは蓄え上手なんです。自分で目標を定めてお布施をさせて頂くために、家計をきりもりしていかないと出来ないですが、一番喜んでいるのは私なんです。すがすがしさというお言葉が福田に身を置かせて頂いている、そして福徳が生ずるということですので、田んぼが耕されてくるように、ありがたいことが転じていかれると思わせて頂いております。

今日は15日ですので一食の実践をして頂き、特に皆さんよりウクライナへの支援のご心配をしてくださって居りますが、今回の2000万の支出も皆さんの一食を捧げる運動から浄財を使わせて頂いていますので、一食平和基金に今まで以上に心を込めて献金をして頂くことがありがたいと支教区長さんよりお言葉を頂きました。

いまウクライナの子どもさんたちの姿を見させて頂くと心がとても苦しいです。ポーランドの方々が子供たちに温かいふれあいをされている姿を見させて頂いています。

いま私たちができることとして献金をさせて頂くこと、祈ることが信仰者として、とても大事なことだと思わせて頂きます。どうぞ一食による献金と祈願供養を心を込めてさせて頂きたいと思います。

皆さま、よろしくお願いいたします。 本日は誠にありがとうございました。

平塚 拝