会員へのお知らせ

2021年12月19日【門松飾り】

今年も、あとわずかとなりました。コロナ禍で世界中の方々が感染拡大防止に努め、自分を守り、家族や大切な方を守りながら、日々生活を過ごしている状況の中、教会は新たな年を迎える準備をしています。

新しい年を迎えるにあたり、船橋教会では毎年恒例の「門松飾り」の製作が12月19日に行われましたので、皆さまにお知らせします。

好天に恵まれ、朝8時から土台を作り、竹を揃え、梅の木、千両を添えてた素晴らしい門松が、教会の門の両側に飾られました。

その作業風景の一端と「門松に関するうんちく」を載せさせて頂きます。

竹をそいでいるところです。
そいだ竹をきれいに削っているところです。
土台に松を植え、梅の木を添えて飾りつけをしています。
完成です

<門松のうんちく>

お正月に飾られるもののひとつに「門松」があります。門松の意味や由来について、うんちくを載せさせて頂きます。参考になさってください。

門松(かどまつ)は、竹や松で作られた正月飾りで、家の門の前などに立てます。 松飾り、飾り松、立て松とも言い、年神様(毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)が迷うことなく家にいらっしゃるよう、目印になるのが門松と考えられています。

樹木には神様が宿ると考えられており、中でも松は「祀る(まつる)」につながる樹木であることから、おめでたい樹木として正月の門松に使われるようになったそうです。 門松といえば竹が目立ちますが、本体は松なのです。  門松の由来は、平安時代(794年~1185年)の宮廷儀礼である「小松引き」といわれています。「小松引き」とは、その年最初の子の日(ねのひ)に外出して、小さな松の木を引き抜いてくることで、長寿祈願のための習慣だったそうです。

門松は平安時代後期に文献に初めて登場しており、当時は松だけを玄関に飾っていたようですが、室町時代になってから、長寿を象徴する竹も一緒に飾られるようになったといわれています。 門松の竹の先端部は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の二種類ありま す。「そぎ」は、徳川家康が生涯唯一の敗北をした1572年の三方ヶ原の戦いのあと、対戦相手の武田信玄 に対して「次は斬るぞ」という念を込めたのが始まりという説があります。 「武田」を「竹」に見立てたそうです。

門松は2つが並んでいますが、片方は黒松で「雄松(おまつ)」、もう片方が赤松で「雌松(めま つ)」と呼ばれています。 黒松は黒っぽい松で、葉が硬くて太く長いのが特徴です。 赤松は赤っぽい松で、葉が柔らかくて短く細いのが特徴です。そして、左に雄松、右に雌松を置くのが決まりになっていますが、現在は赤松がほとんど使われず、 黒松だけの門松が主流となっています。

門松を設置するのは「松の内」の期間になります。 「松の内」とは正月飾りを飾っておく期間のことです。 12月13日は正月事始め(しょうがつことはじめ)といい、煤払い(すすはらい)や松迎え(まつむか え)など、お正月の準備を始める日と言われています。 門松を飾るのは12月13日以降ならいつでも良いとされていますが、12月29日は「二十苦」「苦松=苦が待つ」となり、12月31日は「一夜飾り」「一日飾り」として神様をおろそかにするので避けた方がいいです。以上Webで調べた”うんちく”を語らせて頂きました。