立正佼成会 立正佼成会 船 橋 教 会 船 橋 教 会

2022年2月4日「佼成2月号の学び」

                    (※内容は教会長さんに許可を頂き、要約させて頂いております。)

皆さまどうぞよろしくお願いいたします

本日は開祖さまご命日、配信を通して各ご家庭の皆さまにご参加頂き、ありがとうございます。

今日は立春ということですが旧暦ですと新年にあたります。

ご本部から配信を頂きまして節分までの15日間「三部経読誦修行」をさせて頂き、また教会でも大寒の1月20日から11日間、各支部、総務、教務、青年、壮年の代表の方々にご導師をして頂き、読誦修行をさせて頂きました。皆さまありがとうございました。

寒さ厳しい状況の中、オミクロンのまん延でいま東京では新規感染者が連日20000人を超え、会員さんの中でも感染をされている方もいらっしゃいます。心よりお見舞い申し上げます。

そのような状況の中で立正佼成会の所依の経典であります三部経を読誦させて頂き、仏さまのお言葉を毎日一緒にあげさせて頂き、心を清めさせて頂き、今年一年皆さんは、どんな願いを込めて、どんな心で過ごさせて頂こうかと思われているのでしょうか?

ご親教で会長先生から「和言」そして「素心」のご揮毫を頂き、私は特に「和言」については、わがままが出やすい家族に対して心がけたいと思っています。瞬間にそうでない時もありますが、ある時主人から頂いた「この言葉に救われました」という一言を大事にさせて頂きたいと思います。

そして節分が明けて、今日から五黄中宮の年に入りました。今年の年まわりのプリントを支部長さん方にお配りさせて頂きました。どうぞ皆さんそれぞれの運気を生かして、この一年を過ごして頂きたいと思います。

全般的に今年の壬(みずのえ)五黄の年はどんな年かというと、大切にしている事をしっかり見つめ、世間の価値観や尺度で飾られた心の持ち方を水に流して、純粋で素直な心、素心そのままに処していくことを大事にさせて頂くということです。

寅年は、まっすぐ進んでいく年でもあります。それは自分だけではなく周りの人と協力し合いながら進んでいくことが大事です。五黄中宮は後天定位として、自分の本来の位置に戻る年です。そして最強の金運の年だそうです。この金運の年にどう処していくかということを「佼成」の会長先生のご法話でお示し頂きました

それでは佼成2月号をお手元に置いて頂いて、テーマは「お金を貯める、お金を使う-布施②」です。

最初の章の「布施は慈悲心のあらわれ」の中で、

【10ページ~11ページ4行目】

2月は仏教の三大行事である「涅槃会」を迎える時期、お釈迦さまのお言葉として「多くの人びとの利益のために、多くの人びとの幸福のために、世間の人びとを憐れむために」と、釈尊がただただ多くの人の幸せを願われていたことが胸に迫ります。

【11ページ5行目~11ページ14行目】

布教伝道はひたすら利他に徹する釈尊の布施行です。私たちの布施の表し方としてお導き、お手取りがありますが、自分の身を惜しまず、人さまのために寄り添う精神を身につけさせて頂いています。その布教の根底は慈しみと思いやりの心と教えて頂いています。

次の章の【蓄財は仏行?】の中で

【12ページ1行目~12ページ9行目】

会長先生から仏教における財のとらえ方として、生きがいにつながる積極的な生き方です。それは蓄えた財によって人々に福利を分かち与えられるからと教えて頂きました。

【12ページ10行目~13ページ10行目】

仏教では財を多くの人に恵み、もの惜しみの心を捨ててわかち合う心を大切にしています。

本日、開祖さまより、慳貪の心多き者には布施の心を起こさしめのお話を頂きました。「布き施す」の布という字は布教 配布、布施など普く多くの人に分け与えていきましょうという意味合いがあります。

立正佼成会の使命としてわかち合いの精神で、一食を捧げる運動、平和基金などにわかち合うという利他の精神が根底となって、信者さん方が献金をしてくださっています。これこそ布の精神の表れではないでしょうか。

【13ページ11行目~14ページ6行目】

食糧難、飢餓により世界中の命が脅かされているいま、利他の心で人さまに施していく精神がとても求められています。

自他一如の教えのごとく、全てのものがつながっている持ちつ持たれつの関係、諸法無我の真理の通り、自分と他人の垣根を作らずに、いつも心がつながっているのだという仏さまの心の持ち方、見方を身につけ、辛さや悲しみの中にある方々に寄り添い、慈悲心をもって多くの方に幸せになって頂くとの思いを根底に置きたいと思います。

いままでは教会に来て、支部長さんやサンガの方々に話を聞いていただける環境が整っていましたが、いまはその環境がなかなかできず、家庭の中での環境となっています。その中で私たちができることとして、安心感を持って頂くこと、一人じゃないんだと思って頂くことを大事にして、皆さんがお声がけをして頂いている慈悲の実践をされていることを沢山聞かせて頂いております。本当にありがたいと思わせて頂きます。

【14ページ7行目~14ページ15行目】

最後の2行目にある「真に生かされ、自他ともに功徳を得る財施とは」何かー。

皆さんが安心して頂いていることがありがたい事として、感謝の真心で財施をさせて頂いています。生きた財の立て方、生きたお金の使い方とはの問いかけに対して、布施をする習慣をつけることが大事なことと思わせて頂きます。

私は結婚し40年、いま振り返りますと主人がお給料を頂いてくると、必ずご宝前にあげさせて頂いていました。余ったらお布施するのではなくて、頂いた時に感謝でお布施をさせて頂くことを習慣としてきました。

感謝を形に表わせていくことが大切と学ばせて頂いています。

いま安心して頂ければという慈悲心の行をしていくことは、自分だけのものにする心を離れ、普く多くの人に施しが出来るような人になれる行なのです。

星の運気を最善に生かしながら、条件を精一杯の生き方につなげる、そして一つ一つのいのちを大事にし、無駄な買い物はせず、お金に喜んで頂けるような一年の過ごし方をして頂ければと思います。

どうぞ今年の幕開けに際して、人それぞれどんどんと行かれる人もいれば、じっくりと腰を落ち着ける人もいます。私は二黒ですので母親の特性を生かしながら精いっぱいの真心を尽くして、慈しみと施しの心を発揮できるように心掛け、目の前の人の仏性を拝ませて頂くような言葉がけや思いやりを実践できるようにしたいと思います。

皆さま今年一年どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、皆さまありがとうござました。

平塚拝