佼成の学び / 教会長メッセージ

2022年7月4日「開祖さまご命日-佼成7月号の学び-」

皆さまお願いいたします。

昨日までは猛暑で、毎日「暑いですね」があいさつ代わりとなっています。

本日は「開祖さま御命日」配信を通して皆さんにご参加頂き、ありがとうございます。

会長先生より「文句を言わないこと」と教えていただいていますが、つい自分が大変な時はつい不平が出てしまいますが、先生のご法話を聞かせていただき、ご供養をさせていただくおかげさまで自分の心を調えることができるようになりました。

いま参議院選挙活動の真っ最中、皆さま方には連日、街頭演説の応援等支援活動をしていただきありがとうございます。開祖さまがおっしゃっております日本の宝である平和憲法がどうなるのかわからない、国民の生命にかかわる大事な選挙になっておりますので、7月10日が投開票日です。いま一度多くの方々に働きがけをお願いいたします。

それでは佼成7月号、会長先生のご法話を皆さまと学ばせていただきます。

今月は「精進」です。「日常を当たり前に生きるー精進①ー」となっています。

会長先生よりこの半年間、布施、持戒、忍辱のご法話を学ばせていただきました。六波羅蜜の中で人さまに施しをすること、どんな時にも自分自身を正していくこと 自分にとって不都合な事でも感謝で受けとる心を作ることと教えて頂いてきました。

まずは冒頭に「精進、精進、死ぬまで精進、生まれ変わってもまた精進」加えて、楽しくなるまで精進とあります。進歩・向上をめざす心を忘れないようにという心で精進することが大事なのです。

仏教ではどういうことを「精進」というかというと、休むことはないということですが、休むことがないのはつらいことなので、先生は「当たり前のことを当たり前にできる人間になってほしい」とお示し頂いています。

日常の中でいつでもどこでも「即是道場」の心で、職場においても、家庭の中でも、人を思いやり、周りの人に安らぎを与えること、それが信仰者として当たり前のことにほかなりません。

がむしゃらに打ちこむという修行よりも日常生活の中での実践として、朝起きたときに家族に笑顔で「おはよう」と言える、その当たり前のことを当たり前に行う、それが仏の教えを実践することになるのです。

炊事にしても、辛く、せつなく、しかたなくするのか、感謝をしてするのか、改めて心に留めさせて頂きました。

次の「悟りと精進は一つ」では、阿那律のお話しにありますが、お釈迦様のようにいっぱい功徳を積まれた方が、お願いされたからやるのではなく、自ら徳を積まれています。徳を積むことにこれでいいという際限はないのです。誰よりも幸せを求めているからこそ、利他行によって心を磨くことを続けられておられるのです。

開祖さまは人さまに真心で施しの出来る人間が世界中にあふれれば、世界は平和になっていくのですとお話し頂きました。浅い深いにかかわらず、どんな些細なことでもいいのです。人さまに癒しを与えることを進んで行うことです。

修証一等(修行と証は一緒)・・・利他の行いをするたびに、思わず自分のほとけ心、みんなが持っているほとけ心が、自分も輝き、周りの人も幸せになっていく、実践にすることそのものが仏さまの境地(悟り)なのです。

コロナ禍の中でも婦人部さんが家庭教育の中で触れ合いの場を設けて、教えを分けられていらっしゃる姿がとても輝いています。学び合い、向上したいということが見えてきます。

常精進ができている時もあれば 怠け心でいいかなと思う心もでてきます。その時これではいけないと仏性が動いてリセットできる、反省は向上心を取り戻して下さるものです。

法華経はその時その時に、いま起きている心を瞬時に客観視してみて、そこで気がついたことが次につながっていくのです。気づきがとても大切です。反省・内省する大切さを会長先生はお説き頂いています。

このように生きようとする志が大切で、このように生きようとする心が精進の大本の部分であり、進歩・向上をめざす心につながっているのです。昨日より今日、常に進歩していくことが大事なのです。

信者さんと触れ合わせて頂くおかげさまで、自分自身が元気を頂いていることに気づくことで、精進につながっているのです。

今月は日常を当たり前のことを当たり前にすることを心がけて頂き、利他の行ないをして仏性を高めていくことで、暑い夏を乗り越えて頂ければと思います。

7月10日には3年ぶりに教会に於いて盂蘭盆会法要を行います。皆さまから頂いたお戒名を教会のご本仏さまの御前で教師資格者の方々に読み上げさせて頂き、真心のご供養をさせて頂きます。

今月はお盆の月にあたります先祖供養、ご先祖さまへのおかげさまを偲ばせて頂く月でもあります。

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

平塚拝